サックスの構え方

サックスの構え方

サックスの構え方はよく人に見てもらわないと、自分だけのクセがついてしまってなかなか直せないものです。
楽器を吹きこなせていない人でも、構え方さえしっかりしていればそれなりに上手そうに見られることもあります。
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンすべて基本は共通なものなので、しっかりと正しい構え方を身につけることが肝心です。

右手

右手親指の位置は、サックス本体下部裏にあるサムフック(指を引っ掛ける場所)に添えます。
右手人差し指から薬指まではそのまま上から順番にキー(白くて丸いボタン)の上に置きます。
右手小指はさらにその下の二つのキーが隣り合うところに持ってきます。

左手

左手親指はサックス本体上部裏にあるサムレスト(黒くて丸いボタン)の上にそっと置きます。
ここで注意することはサムレストの上に置く親指の位置です。
サムレストの中央あたりにちょうど親指の第一関節が来るようにすると、ちょうどその隣にある細長いオクターブキーもいっしょに操作できるようになります。
左手人差し指から薬指は、右手のときと同様に上から順番にキーの上に置きます。
左手小指はその下左側にある4つのキーが集合したあたりで待機させておくだけです。

指使いは人それぞれ慣れていくうちに自分の一番良いポジションがわかってくるものですが、初めのうちは正しい構え方と手・指の位置を記憶しておくことが大切です。

右腕と左腕はどちらが前に出すぎても良くないし、後ろに引きすぎても良くありません。
それぞれの指の位置を固定しながら、自然にマウスピースが口に持ってこれるように構えることを意識すると、誰が見てもおかしくない構え方になるのではないでしょうか。

最も良い方法は、自分で一番良いと思った構え方のまま、姿見や上半身が映る鏡を見て確認するのが手っ取り早いです。
自分で一番良いと思っていても、鏡を見て客観的に判断するとそうではない場合がとても多いです。